
弊社で使用している構造材は、主に天竜材の天然乾燥材になります。
簡単にご説明すると、無垢の木材は水分によって伸びたり縮んだり、木が動くという現象がおきます。
動くことにより木材が割れたり、反ったりねじれたりと一本一本違う動きをします。
熟練した職人でなければ、その木材がどう動いていくか見極めることが難しいので、無垢材を扱うには確かな技術を要することになります。
そして、木材の水分を抜くことで動きを最小限にするためにしっかりと乾燥させていきます。

普段は、製材所にて乾燥させた材料が作業場に運ばれて、そこから加工していくのですが、今回は搬入前に行われる木材の含水率の検査の様子を見学させて頂きました。
前もって搬入される構造材を見ることができるのでより良質な木材に出会うこともできます。



乾燥材の含水率は20%が基準だそうです。
人工乾燥で強制的に水分を抜くより、木の香りを残したり自然の力で乾燥させる方が木に優しいですよね。
建築中もまだまだ木材は動いています。
生きてる木材と上手に付き合いながら家造りをしていきたいと思います。
広報:大瀧